家畜ミュージアム

1950年代前半のユネスコとイコムのことがらについて書いていた。最終稿のチェック段階である。途中なりゆきで、借りて『ユネスコと博物館』の諸エッセイも通覧した。1950年代と現在の論者の〈政治〉の隔絶を痛感していたところ、「占領地・パレスチナ自治区ガザの残酷な日常」 に接した。国連の機能についてのラヂカルな視点を、ガザの老人が言ってのけている。この視点は、1950年代前半の博物館職員によるユネスコ批判、イコム批判に通じていると私は読んだ。いま書いているものには盛り込めないが、そのあとに考えてみたい。いま書いているものの出版情報は、近日中にリリースできると思う。

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