🇲🇱 「奴隷制や植民地化をおこなった国が、今日、人権について他国に説教している」


マリ外相:「奴隷制や植民地化をおこなった国が、今日、人権について他国に説教している」
「マリは、人権がいかなる国や文明の特権でもないため、道具化、政治化されることを望んでいない」とアブドゥライェ・ディオプは述べた。

マリの外務大臣アブドゥライェ・ディオプは、アフリカの奴隷制度や植民地化によって利益を得てきた国々が、今になって人権について講義する立場にあると感じているという事実を批判した。「人権はいかなる国や文明の特権でもないため、マリは人権が道具化、政治化されることを望んでいない」と、6月10日にバマコで外相は述べた。

「今日、奴隷制や植民地化を行った一部の国が、人権について他国に説教をするのは驚くべきことだ」と述べた。

マリ外相は、パレスチナを取り巻く状況を例に挙げ、イスラエル・パレスチナ紛争の文脈で人権について語るよりも、むしろ「見て見ぬふり」をする人が多数派であることを示した。この文脈では、人命は「ウクライナでもサヘルでもパレスチナでもラテンアメリカでも、どこにいても」同じ値段であることを強調した。

ロシアとの融和

6月12日のロシア・デーを前に、アブドゥライェ・ディオプは、バマコとモスクワの和解を歓迎し、農業、輸送、鉱業、防衛、安全保障など、さまざまな分野で両者が「経済発展の促進に取り組んでいる」ことを強調した。

さらに外務大臣は、マリはロシアと幅広い国際問題、特に多極化する世界の発展に対するロシアのアプローチについて「見解が一致している」と指摘した。

「独立以来、マリはロシアと強い絆で結ばれている。私たちは、公平でバランスのとれた世界、すべての国、文明、宗教の貢献が等しく尊重される多極化した世界のために働くという共通の願いを共有している」と強調した。

また、マリがここ数ヶ月で行った「ロシアの防衛機器や道具の数多くの購入」は、テロとの戦いに役立っていると付け加えた。


(コメント)文物略奪をおこなった国が、今日、文物返還について御託を並べる。

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