北名古屋市歴史民俗資料館に行く。この3月まで師勝町歴史民俗資料館だったところ。1997年、常設展示が「昭和日常博物館」に全面改装されて以降初めての見学。昭和30年代がコンセプトだから、子どもの頃身のまわりにあったものばかり。さほど懐かしくもないのに、口をついて出る言葉は「懐かしい」。「懐かしい」は、私の中でディアロゴスとならない。「懐かしい」の意味を考える――「オリエンタルカレー」のCMソングと消費行動。
そして、ここの活動を特徴づける「回想法」プログラム。博物館が求め、求められ、さらに求めていく、求められていくであろう、さまざまな関係の項を整理する必要を思う。