記者の目:伝統無縁の類似品出現 アイヌ文様保護に議論を=平山公崇(北海道報道部) | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210924/ddm/005/070/014000c
日本人によるウイルタ民族の文化の盗用が、あとをたたない。このマスクの文様が、アイヌ文様ではなく、ウイルタ民族の文様であることは去年のべた(文末 RELATED POSTS「文化は乱れる(1)・(2)」参照。)
国家権力がらみでは、国立民族学博物館の展覧会(2003年)が文化盗用の作品を出品して文化盗用を公認したところに、日本人による文化盗用の21世紀的象徴、頂点があった(文末 RELATED POSTS「文化は乱れる(1)」文末参照。)。地方社会教育行政がらみでは、網走市立図書館の催し(2021年)のポスターが文化盗用の日常、すそ野である(文末 RELATED POSTS「ウイルタ文様の受難」参照)。そのあいだに、ウイルタ民族の文化を盗用したマスクや、ウイルタ民族の文化盗用を助長する毎日新聞のニュース商品がある。
日本人はウイルタ民族の文化を盗用するのをおよしなさい。