鳳来寺山自然科学博物館の臨時休館

新城市にある鳳来寺山自然科学博物館が、4月13日(月)から5月10日(日)まで臨時休館を決めたとの報せ。国の非常事態宣言に漏れた愛知県ではあったが、独自・固有におこなった「新型コロナウイルス感染症 愛知県緊急事態宣言」に即した措置であろうことはすぐにわかる。

詳細にあたってはいないが、愛知県公式Webサイト冒頭にある「不要不急の外出自粛をお願いします」がスローガンであるからには、博物館が休館するのは正しい。まさか、博物館にゆくことが不要不急でもあるまい。わたくしのごとき博物館研究者でも、博物館が不要不急とはこれっぽっちも思っていない。むしろ、「要」や「急」とは無縁な地平にあるのが博物館だと考えている。みずからを不要不急と言う博物館人がおいでならばそれは、近視眼、視野狭窄という差別的言辞を浴びせてよい。

ところで、あの四日市市立博物館はどうなったのだろうか。いちいちたずねていないが、I don’t care what happens である。

閑話休題、1963年立の鳳来寺山自然科学博物館は、やはり原則的に正しい判断をするものだと感心する。これが、10年?以上の同館友の会会員の贔屓目だとしても、否、そうであるからこそ、うれしいことである。永久に幸あれ!

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